ナミヤ雑貨店の奇蹟

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東野圭吾

なんなんだ⁈

 この本を読んでいる途中の感想として出てきたことが、
”なんなんだ この本”でした。

 それぞれが、独立した物語の集まりの様な感じなので、そんな軽い気持ちで読み進めていくと
”あれ⁈” これってさっきに出てきたあの人のことではないのか⁈

”あれ⁈ あれ⁇” これってあの子のことではないのか⁈ あれこの人って⁈
 
 と、脳みそを揺さぶられる様な感覚に陥り
あっちのページに飛び、こっちのページに戻りながら読んでいました。(;^_^A

 本を読んでいるだけのにこんな感じになるなんて、こんな本を書ける人は天才だな
と思ったのが、最初の感想でした。
 間違いなく僕の BEST TOP3 に入る一冊ですね。!(^^)!

 この本この夏休みの読書感想文の宿題として是非読んで頂きたいですね。
子供だけではなく大人の方にも読み応えのある1冊になっていると思います。

 

ナミヤ雑貨店と丸光園

 
 この小説を読んで、必ず出てくるのが『ナミヤ雑貨店』と『丸光園』

 まあ小説ナミヤ雑貨店なのだからタイトルが頻繁に出てくるのは、さほど不思議な事ではないが(^^ゞ
そこには、裕福な家庭とごく一般の家庭との恋愛事情が見えるように思いました。
残念ながら結ばれなかった二人。

しかし、その後も相手を思いやろうとする気持ち。
その人の為になろうとする行動に心が熱くなってきました。

 

なやみ相談

 
本書の中では、ナミヤ雑貨店の店主・浪矢さんが、

『月のウサギ』
『魚屋ミュージシャン』
『グリーンリバー』
『ポール・レノン』
『迷える子犬』

その他大勢の方の相談にのって浪矢さんなりの回答を出していました。
 
 それぞれの人生の切羽詰まった相談に真摯に回答をしている浪矢さんとの手紙のやり取りに心が熱くなり涙が溢れてきました。
 
真剣な悩み相談が、出来るような人生を生きたい。
 
 ここからでもいいので、自分の納得のいく人生にしていきたい。
たまたま、今のこの人生を生きているのだが、その人生を振り返った時に、笑顔でいられるようにしたいと、強く思う本になっていると思います。
 
 この本に出合わせてくれてありがとうございます。
 素敵な本を書いて頂きありがとうございます。

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